知りたい!代償分割

相続が発生したとき、遺言書があればこれに従うことが多いのですが、遺言書がないい場合には、民法で規定されている割合で遺産を分けることになります。しかし、相続人全員の同意があれば、必ずしも遺言の内容や法定相続分に従う必要はありません。遺産をどのように分けるかを相続人が協議することを遺産分割協議と呼び、決定には相続人全員の同意が必要です。期限はありませんが、相続税の申告期限内に行わないと軽減措置が受けられない可能性もありますので、注意しましょう。
遺産分割には、3つの方法があります。1つ1つの財産ごとに、現物のままの状態で取得者を決める「現物分割」、遺産をすべて換金してから分配する「換価分割」、3つ目の方法が、特定の相続人が財産を相続して他の相続人に代償金を与える「代償分割」ですが、これはどのような場合に行われるのでしょうか。
よく行われるのは、相続人全員が納得できるような遺産分割が難しい場合や、自宅や農地、事業用地など、分割してしまうと不具合が生じるような場合です。この方法をとる場合に、注意したいのが、遺産分割協議書にこのことを記載しておくことです。金銭を贈ると贈与税がかかりますが、遺産分割協議書に記載されていれば、これが代償金と認定されて贈与税はかかりません。

コメントは受け付けていません。